南野拓実、スペイン移籍の可能性浮上 現地報道「セビージャの来季計画の一つ」
今季終了後にリバプール復帰が基本線も、リーガ強豪が熱視線「すでに目を向けている」
サウサンプトンの日本代表MF南野拓実に、リーガ・エスパニョーラ移籍プランが浮上した。現地メディアは「南野がリーガで道を切り開く可能性」と見出しを打ち、セビージャ入りの可能性を報じている。
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今冬にプレミアリーグのリバプールからサウサンプトンへ期限付き移籍した南野は、リーグ第23節のニューカッスル戦(2-3)で移籍後初先発を果たすと、その試合で初ゴールをマーク。現地時間14日に行われた第24節ウォルバーハンプトン戦(1-2)でもスタメン出場し、攻守にわたって献身的にプレーした。
そうしたなか、スペインのサッカー専門サイト「Fichajes」は「南野がリーガで道を切り開く可能性」と見出しを打ち、「日本のスター選手はセビージャFCの来季の計画の一つだ」と、来季のリーガ・エスパニョーラ移籍の可能性を報じている。
記事によると、この一件はセビージャでスポーツディレクターを務めるモンチ氏の計画だといい、同メディアは「市場が再開するまでにはまだ長い道のりがあるが、モンチはすでにプレーヤーに目を向けており、できる限りのことをするつもりだ」と綴り、推定1000万ユーロ(約12億円)とされる南野の移籍金についても支払う用意があるとしている。
南野は2015年にセレッソ大阪からザルツブルクへ移籍し、欧州へ初進出。同クラブでは攻撃陣の主力を担い、19-20シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でリバプール相手に1ゴール1アシストの活躍を披露し、強烈なインパクトを残したことがリバプール入りへつながった一つの要因だったとされている。
同メディアは南野のポテンシャルを踏まえたうえで、「フレン・ロペテギ監督は、チャンピオンズリーグで高レベルのプレーをしていたザルツブルク時代の資質以上の能力を持つ日本人と一緒になれば喜ぶだろう」と指摘。「創造的で質の高いゲームビジョンを持つサッカー選手は、セビージャの技術者の好みにぴったりだ」と称えている。
UEFAヨーロッパリーグ(EL)で6度の優勝を誇るセビージャは今季のリーガで現在4位につける強豪で、かつてMF清武弘嗣(C大阪)が1シーズン在籍するなど日本にも馴染み深いクラブだ。南野のサウサンプトンへのレンタル期間は今季いっぱいまでで、来季はリバプールでのプレーが基本線とされているが、今後の進展次第ではリーガ初進出が実現するかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)