荒れ狂う“マージーサイド・ダービー”の退場劇に物議 「なぜ胸元のエンブレムにキスをした?」

退場時のモリの振る舞いにリバプールOB激怒

 一方、リバプールのレジェンドであり、現在解説者を務めるジェイミー・キャラガー氏は、英衛星放送局「スカイ・スポーツ」で、退場を命じられたモリの振る舞いに対して怒りのコメントを残している。

「フットボールの世界で、このような退場は起こりうる。私だって誤ったラフプレーをしてきたし、他の選手だってそうだ。しかし、彼はピッチを去る際、エバートンサポーターに向かって、エンブレムにキスをしたんだ。あの退場はチームに大きな打撃を与え、リバプールに多くの得点を許す結果となった。それなのに、なぜ胸元のエンブレムにキスをしたんだ? リバプールの選手を負傷させたことに満足したのか? サポーターがそれで喜ぶとでも思ったのか?」

 キャラガー氏は、退場を命じられピッチを去るモリが達成感に満ちた表情で、サポーターに向かって胸元のエンブレムにキスを送っていたことに対し、怒りを爆発させていた。

 これまで両チームによる”マージーサイド・ダービー”は、プレミアリーグ史上最多となる20回のレッドカードが提示されてきたが、この後味の悪い退場劇により、その記録が21回に更新されることになった。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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