南野のお手本は元リバプールの同僚FW “成功事例”を海外指摘「完璧な場所」
デビュー戦で初ゴールを決めた南野「必要だったのは、一貫性のある出場機会だけ」
サウサンプトンの日本代表MF南野拓実は現地時間6日、プレミアリーグ第23節ニューカッスル戦(2-3)で先発出場を飾り、新天地デビュー弾を決めた。海外メディアは、南野にとってサウサンプトンは「疑う人々の間違いを証明する完璧な場所」と指摘し、“成功事例”を説明している。
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南野は今季リバプールで勝負の2シーズン目を迎えていたが、リーグ第14節クリスタル・パレス戦(7-0)で待望のプレミア初ゴールを記録したものの、それ以降はリーグ7試合でわずか6分間の出場にとどまり、アタッカー陣の序列で最下層にまで転落。そんななか、今冬の移籍市場最終日にサウサンプトンへの期限付き移籍が決定していた。
ニューカッスル戦では早くも4-4-2システムの左サイドで先発出場。0-2で迎えた前半30分、新天地デビューの南野がいきなり結果を残す。左サイドのDFライアン・バートランドからパスを受け、トラップがやや前方に流れるも、勢いそのままに左足を振り抜き、相手GKが反応できない強烈な一撃をゴール左上に叩き込んだ。
デビュー戦で結果を残した南野について、海外スポーツメディア「LWOS」は「サウサンプトンはタクミ・ミナミノにとって、疑う人々の間違いを証明する完璧な場所」と見出しを打ち、「誰もがミナミノの才能を見ることができる。彼に必要だったのは、一貫性のある出場機会だけだ。そして、それはサウサンプトンが間違いなく提供する要素だ」と取り上げている。
記事では「ダニー・イングスに対し、リバプールはチャンスを提供しなかったが、サウサンプトンは与えた。その結果、彼は最も得点力のあるアタッカーの1人となった」と言及。リバプールで出番を獲得できなかったイングスが、2018年にサウサンプトンへと移籍してから、得点王争いの常連となるほどまでのゴールハンターへと飛躍した“前例”を説明している。
さらに、「サウサンプトンのシステムは、ミナミノにとって自由にプレーすることができ、リバプールの時のように守備面に気を張る必要はなく、攻撃に専念させてもらえるので、最高の状態を引き出す土台は整っている」と指摘している。
リバプールでは攻守におけるハードワークでのアピールに徹することになったが、サウサンプトンでは得点に絡む攻撃力を提示する機会に恵まれそうだ。