スーパーゴールを決めた岩渕の活躍にGKヴァイスが言及「大きな助けになった」

　今冬にFA女子スーパーリーグのアストン・ビラに加入したなでしこジャパン（日本女子代表）FW岩渕真奈が現地維持間6日のトッテナム戦（1-0）に先発出場し、ペナルティーエリア外からミドルシュートで決勝ゴールを挙げた。岩渕のゴラッソを、同僚GKリサ・ヴァイスも「打った瞬間に入るのが分かった」と称えている。英紙「バーミンガムメール」が報じた。

　岩渕の強烈な一撃が決まったのは前半12分。右サイドでボールを持った岩渕は相手のプレッシャーがないと見るや、思い切りよく右足を一閃。ゴール右斜め45度の位置から放たれたシュートはゴール左隅に決まった。相手GKもノーチャンスの正真正銘のスーパーゴールはINAC神戸から移籍後2得点目（4試合）となった。

　この強烈なシュートに対し、英紙「ガーディアン」が「ロケット砲」と形容してレポートすれば、英公共放送「BBC」も「ワンダフルゴール」と注目。FA女子スーパーリーグ公式ツイッターは「わぉ なんという一撃だ」と綴り、動画とともに”ゴラッソ”を公開するだけでなく、岩渕のリーグスタッツを取り上げ、「なんというインパクト」と、これまでの活躍ぶりにも焦点を当てた。

そんななか、「バーミンガムメール」紙も今季ホーム初勝利に貢献した日本代表FWの活躍を大きく報道。記事では、岩渕の活躍に対するアストン・ビラGKヴァイスのコメントも紹介している。

「マナが得点したのは私たちにとって素晴らしいタイミングだった。正直、マナの得点は予想していなかったけど、打った瞬間に入るのが分かった。素晴らしいテクニックを持っていて、私たちの大きな助けになってくれるでしょう。彼女がプレーしたことのある日本やドイツとはリズムが違うけれど、彼女は適応して良い結果を出せるように私たちの力になってくれる」

　イングランド移籍後、さっそく結果を残している岩渕。チームを勝利に導く活躍で、チームメートからも信頼を手にしつつあるようだ。