ミラン本田に再び訪れた受難の日々 トップ下で躍動したライバルを新監督が絶賛

サンプドリア戦の陣容がベースになるか

 日本代表FW本田圭佑については、就任会見でトップ下の2番手との評価を与えていたブロッキ新監督だが、後半43分にボナベントゥーラに代わって途中出場したのは元ガーナ代表MFケビン=プリンス・ボアテング。トップ下の1枠を争う最大のライバルであるボナベントゥーラが評価を高めるとともに、ボアテングも台頭。この試合で出番のなかった本田は、序列を3番手に下げた格好だ。

 一方、決勝点を決めたバッカとイタリア代表FWマリオ・バロテッリの2トップについても、「(バロテッリは)100%ファンタスティックだった。ゴールが決まらなかっただけ。要求したことをやってくれた。カルロスもよくやってくれた」と、攻撃陣の3人は新監督から絶賛された。

 監督交代劇によって本田がスタメンから外され、イタリア代表MFアンドレア・ベルトラッチがボランチの一角で先発起用された。就任初戦を勝利で飾ったことで、ベンチに戻る羽目になった本田はしばらく苦しい時間を過ごしそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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