ミラン本田に再び訪れた受難の日々 トップ下で躍動したライバルを新監督が絶賛

決勝点をアシストしたボナベントゥーラ ブロッキ新監督も「とても満足」

 ACミランのクリスティアン・ブロッキ新監督が、就任初戦となった17日の敵地サンプドリア戦で1-0の勝利を飾った。シルビオ・ベルルスコーニ会長の愛する4-3-1-2システムが採用され、イタリア代表MFジャコモ・ボナベントゥーラがトップ下で先発。決勝アシストを決める活躍を見せたミランの新司令塔に対して、指揮官は手放しで称賛している。

 今季序盤にシニシャ・ミハイロビッチ前監督が放棄したトップ下システムが再び姿を現し、今季6得点7アシストのエース、ボナベントゥーラが奮闘した。右サイドでボールを受けたボナベントゥーラが鋭いドリブルで相手DF2人を置き去りにすると、中央に丁寧にパスを通す。これをコロンビア代表FWカルロス・バッカがワントラップから右足を振り抜き、この試合唯一のゴールが生まれた。

 「ボナベントゥーラは良くやってくれた。中盤としてもディフェンダーとしても、難しい仕事をよくやってくれた」と、決勝点をアシストしたイタリア代表MFを称えた。「ボナベントゥーラの司令塔起用の実験は気に入った結果になったか?」との質問に関しても、「とても満足した」と答え、こう続けた。

「クラシカルなトップ下のプレーをしなくてもいい。今日見せたように、攻撃的にスペースをよく広げて、変化をつけて攻撃する。前線の3人が一緒によくやってくれた」

 ドリブル突破と豊富な運動量を武器とする万能アタッカーの、スペースに顔を出すプレーを高く評価していた。

 

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