無敵のバルサが「インスピレーションを失った」 地元紙も驚く3連敗でリーガ首位陥落の危機

ホームでバレンシアに1-2敗戦 2位アトレチコに勝ち点76で並ばれる

 バルセロナが正真正銘の大ピンチに陥っている。17日に行われたリーガ・エスパニョーラ第33節バレンシア戦を1-2で落とし、3連敗。FWリオネル・メッシが公式戦6試合ぶりのゴールを決めたとはいえ、同日にグラナダを3-0で破った2位アトレチコ・マドリードに勝ち点76で並ばれた。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「ゴール前でのインスピレーションはどこかに行ってしまった」と、攻め込みながら1得点に終わったチームの焦りを指摘している。

 バルセロナは13日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝の第2戦で、アトレチコに0-2と敗れ欧州連覇の夢が潰えていた。そうした失意を味わうなかでリーガ連覇は絶対に譲れない状況となり、このバレンシア戦では序盤からポゼッションを高めて、先制点を奪いに行った。

 しかし前半12分のFWネイマールのループシュートが相手GKジエゴ・アウベスにセーブされると、それ以降、看板トリオ「MSNトリオ」がチャンスを作りながらも相手守護神に何度も防がれる場面が続いた。

 すると同26分のことだった。ペナルティーエリア左を深くえぐったMFギリェルメ・シケイラのラストパスが、イバン・ラキティッチの足に当たって角度が変わりオウンゴール。不運な形で先制点を奪われると、さらに前半アディショナルタイムにはMFダニエル・パレホのスルーパスからMFサンティ・ミナに追加点を許し、0-2でハーフタイムを迎えるという最悪の展開となった。

 

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