開幕2連勝に手応えをつかむインザーギ監督 「このチームは本当に信じられないほどの反応を見せてくれる」

守備には不満の色も「終わったはずの試合をまたスタートさせてしまった」

 

「エピソードはそれぞれが思うことだが、ミランはふさわしい勝利だった。メネズのゴールは非凡なゴールだった。移籍金ゼロでやって来て、誰もが衰えている選手とみていたかもしれないが、アレックスも、メネズも実力のある選手たちだ」

 指揮官はそう語る一方で、4失点についてメディアに質問されると、「うーん……、守備ね……」としばし言葉を止めた。伝統的に堅守を誇るはずの守備の崩壊には不満を抱えている。

「僕はビデオを落ち着いてみることにする。確かに失点があった。1点目はディフェンダーと中盤のマークのミス。でも敵のコンビネーションも良かった。2ゴール目は偶発的なもの。3つ目はCKから。より注意は必要だった。4つ目はオウンゴール。攻撃はいいプレーをした。より注意力をもって向上させなければならない。4-2、5-3で試合を締めくくらなければいけなかった。もう、終わったはずの試合をまたスタートさせてしまった。陳腐にも……」

 20日にはかつて自身もプレーした、現在セリエA3連覇中のユベントスをホームで迎え撃つ。

「土曜日は凄い相手と試合できる。何も失うものはない。こんなに強いチームと当たる時は、何も失うものはない。ただ利益を上げるだけだ。幸運なことにサンシーロで我々のサポーターの前で試合ができる。我々の観客が力を与えてくれる」

 ホーム、サンシーロで指揮官はミランの金星、そして、怒濤の開幕3連勝を見据えている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

 

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