「ディエゴ・シメオネのように…」 元英代表DFネビル、ルーニー新米監督に助言
ダービー・カウンティの正式監督に就任 ネビル氏は自分の経験を元に助言
元イングランド代表FWウェイン・ルーニーが現地時間15日、英2部ダービー・カウンティの監督に就任した。マンチェスター・ユナイテッド時代にルーニーと共闘した元イングランド代表DFギャリー・ネビル氏が、新たに監督としてのキャリアを正式にスタートさせた元チームメイトにアドバイスを送っている。英紙「インディペンデント」が伝えた。
エバートンやマンチェスター・ユナイテッドで活躍したルーニーは、米MLS(メジャーリーグサッカー)のD.C.ユナイテッドでのプレーを経て、昨年1月から英2部ダービーで選手兼コーチとしてプレー。11月にはフィリップ・コクー監督の解任を受けて、暫定監督を務め、今年1月に正式な形での“ルーニー監督”誕生の瞬間を迎えた。
多くのサッカー選手が祝福するなか、バレンシア監督時代につらい経験をしたネビル氏は、英衛星放送「スカイ・スポーツ」で、自身の経験からルーニーにアドバイスを送っている。
「最初ではなく、最後の仕事のような気持ちでいるべき。初めての仕事では難しいかもしれないが、甘い考えはダメだ。私が初めてバレンシアで監督をした時、『すべてが美しく、完璧だ』と考えていた。美しいサッカーをして、あれをしよう、これをしようと思うことはできるが、最初から命を懸けて戦うべきだ」
そして、「年をとって丸くなったウェイン・ルーニーではなく、若かりし頃のルーニーがチームに反映されることを願う」と言及。スペインの強豪アトレティコ・マドリードを2011年から指揮を執っている元アルゼンチン代表MFディエゴ・シメオネ監督を引き合いに出した。
「ディエゴ・シメオネのようになってほしい。彼のチームは、彼が選手の頃にそうだったように、アグレッシブで凶暴。彼はストリートファイターだ。ゲームにはそれが表れていて、ルーニーのチームもそうあるべき。現役時代に一番良かった時の姿に彼のチームもなれたらいい」
23日のリーグ第26節QPR(クイーンズ・パーク・レンジャーズ)戦で正式監督としての初陣を迎えるルーニーは、、指揮官としても成功を収めることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)