元C大阪助っ人、Jリーグで体重“7キロ”減の理由告白 「日本ではそうする必要があった」
2冠獲得に貢献したMFソウザがJのキャリアを回想 「最も幸せな時間だった」
セレッソ大阪のファンにとって、ブラジル人MFソウザは忘れがたい助っ人選手の1人だろう。クラブのJ1昇格、2つのカップ戦優勝に貢献した助っ人は、スポーツ専門局「ESPN」ブラジル版のインタビューのなかでC大阪時代を振り振り返っている。
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ソウザはパルメイラスやクルゼイロなど母国の複数クラブを渡り歩き、2016年に当時J2のC大阪へ期限付き移籍で加入。その年の昇格プレーオフでの活躍など、チームのJ1昇格に貢献する働きを見せて翌17年に完全移籍すると、リーグカップと天皇杯の2冠に貢献した。その後、2019シーズンまでプレーしたが、2020年1月にサウジアラビアのアル・イテファクへ完全移籍している。
C大阪を離れる際には、「皆様にお別れを言うのは本当に心が引き裂かれそうになっていて、皆様の事を想うと、今から恋しくなります。本音を言うとチームを離れたくなかったですが、サッカーの世界なのでしょうがないと思っています。今年はセレッソの力になれないことに非常に申し訳ない気持ちでいます。ごめんなさい」と、クラブの公式サイトを通じて愛着を感じさせるコメントを残していた。
アル・イテファクではここまで、公式戦10試合1得点の成績を残しているソウザは、2021年5月末までの契約を全うした後、ブラジルへ帰国し、セリエA(全国1部リーグ)で戦うことを希望しているという。そして、キャリアを振り返るインタビューのなかで、C大阪時代について、下記のように言及している。
「素晴らしいシーズンを過ごすことができたし、サッカー選手として最も幸せな時間だった。僕はうまく適応することができたし、日本のサッカーに合わせるために体重を7キロ落とした。日本のサッカーは、とても速いからそうする必要があったんだ。日本の人たちからは戻ってきてほしいという声もかけてもらうよ。クラブとは、もう1年契約が残っていたのだけれど、監督とうまくいっていなかった。そこにアル・イテファクからオファーを受けて、離れることを決断したんだ」
現在、家族のためにもブラジルへ戻ることを最優先に考えているというソウザ。日本やC大阪に対して好印象を抱いているだけに、今後のキャリアで再び彼の姿を日本で見ることができるかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)