ジダンが鮮烈ハットでCL4強に導いたC・ロナウドを称賛 「世界最高の選手だと証明」

賛辞を惜しまなかった英雄指揮官

 レアル・マドリードのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、12日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ヴォルフスブルクとの第2戦で、ハットトリックを決める大活躍。合計スコアを3-2とし、大逆転で6大会連続ベスト4進出を決めた。試合後のジネディーヌ・ジダン監督は、殊勲のスーパースターについて「世界最高の選手であることを証明した」と絶賛している。地元紙「マルカ」が報じている。

 敵地での第1戦に0-2で敗れていたレアルを救ったのは、エースのロナウドだった。前半16分、ボール奪取に成功したDFダニエル・カルバハルが、右サイドを突破してクロスを送ると、これをファーサイドで難なく押し込み先制。さらにそのわずか1分後、左CKをニアサイドに走り込んでヘディングで合わせ、わずか2分間での電光石火の2ゴールによって、レアルは2戦合計スコアをタイに戻した。

 そして勝負を決める一撃は、後半32分に生まれる。ゴール中央約25メートルの位置で得た直接FKのチャンスで、ロナウドが右足を一閃。ボールは相手の壁の間を抜けてゴール右隅に収まり、ロナウドはCLでは自身通算5度目となるハットトリックを達成し、奇跡の逆転勝利を手繰り寄せた。

 あまりの劇的な展開に、ベンチで戦況を見守っていたジダン監督も興奮を抑えられなかったのか、着ていたスーツのズボンが破れてしまうハプニングも発生。試合後は、第1戦を0-2で落とし、窮地に立たされていたレアルを救ったエースへの賛辞を惜しまなかった。

 

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