久保建英らを鍛えた“木場流”トレーニング導入 関東一、選手権へ自信「足が止まるのは相手が先」

木場氏の指導による坂道トレーニングで選手権に臨む選手のフィジカルを鍛えた【写真:Football ZONE web】
木場氏の指導による坂道トレーニングで選手権に臨む選手のフィジカルを鍛えた【写真:Football ZONE web】

高校選手権に3年ぶり出場の関東一、木場克己氏がフィジカル強化をサポート

 第99回全国高校サッカー選手権が、12月31日に開幕を迎える。2017年大会以来、3回目の出場となる関東第一高(東京B)は、1回戦で部員の飲酒問題で揺れる山辺(奈良)と対戦する。ビジャレアルの日本代表MF久保建英や、レアル・マドリードの下部組織フベニールB(U-18相当)に所属するMF中井卓大を指導したことで有名なプロトレーナーの木場克己氏をアドバイザーに招聘。日本サッカーの未来を担う逸材が取り組んでいる強化トレーニングメソッドを導入し、新型コロナウイルス感染拡大の状況でもストイックにチーム強化を進めてきた。

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 12月26日、江戸川区内のサッカー場で選手権に向けた総仕上げを図る関東一高の練習に、木場氏の姿があった。

「今月9日に厳しいトレーニングを入れたので、今日は選手のコンディション確認です。チーム状態は凄くいい。ここまで怪我人なく仕上がっています」

 体幹トレーニングの第一人者として知られる木場氏は笑顔を見せた。久保や中井らトップアスリートの専属トレーナーとして知られる木場氏は、関東一高の小野貴裕監督の依頼で3年前から同校のフィジカル強化に向けたアドバイザーとして尽力している。

 招聘前は部員の筋肉系のトラブルが多かったと話す小野監督。2015年のインターハイでベスト4入りしながらも、選手権の都予選でエース2人を怪我で欠き、敗退したことが木場氏招聘のきっかけだったという。

「メディカル部分のトラブルを解決できる人として、実績のある木場さんにお願いしました。トレーニングをやればやるほど怪我をするというサイクルがあったとします。その構造が悪いとするならば、根幹にアプローチしていかなければ、改善はない。まずは自分の体の課題を理解する。そこから個別性を出すために、木場さんにお願いしています。今年は骨折と脱臼という突発的な故障を負った生徒は出ましたが、それを除けば怪我人はゼロです」と説明した。

 今年はコロナ禍で、チーム練習の機会は減少した。その代わりに関東一高では、選手個々の能力アップのチャンスと捉え、体幹トレーニングの「虎の穴」に入門したという。

「部員は3人一組で、うちのジムにトレーニングに入れ違いで来ていました。換気とソーシャルディスタンスに注意しながら、体幹とバランスを強化するトレーニングを指導しました。実際にピピ(中井)や建英が取り組んでいるメニューです」(木場氏)

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