【29日のJ移籍動向】元日本代表FWハーフナー、甲府を1年で退団 “止まらない”名古屋&清水は鳥栖から即戦力を補強
ハーフナーが愛着のある甲府に別れ「自分らしく人生を歩んでいきます!」
2020年も残り3日となった29日は、各クラブから移籍や契約更新に関するリリースが多く発表されたが、1人の元日本代表ストライカーが新天地を求めることになった。J2ヴァンフォーレ甲府は、元日本代表FWハーフナー・マイクが今季限りで契約満了となったことを発表した。
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現在33歳のハーフナーは、194センチの長身FWとして横浜F・マリノスユースでその名を高めると、2006年にトップ昇格。当時選手層の厚かった横浜FMでは思うように出場機会を得られなかったが、08年にアビスパ福岡、09年にサガン鳥栖と当時J2リーグに所属していた両クラブへの期限付き移籍で実績を積んだ。そして10年、完全移籍した甲府で31試合20得点を挙げてJ2得点王を獲得。チームをJ1に導く活躍でブレイクした。
11年に日本代表にデビューすると、同年に父ディドの祖国オランダへ。フィテッセを皮切りに欧州4クラブを渡り歩き17年にヴィッセル神戸へ移籍。ベガルタ仙台、バンコク・ユナイテッドへの期限付き移籍を経て、今年3月に古巣甲府へ完全移籍していた。
だが今季は14試合出場でノーゴール。終盤戦はベンチ入りの機会も少なかった。ハーフナーはクラブを通じて「コロナ禍で大変な中、応援してくださったヴァンフォーレファミリーのみなさんに感謝しています。甲府のクラブ、そして街を感じながら再びプレーする事ができ幸せでした。これからも自分らしく人生を歩んでいきます!」とコメント。来季に向けてどんな決断を下すのか、今後の動きに注目が集まる。
その他では、今オフの積極補強を進める名古屋グランパスと清水エスパルスがこの日も即戦力の獲得を発表。名古屋は今季ルーキーイヤーながら、鳥栖で33試合3得点の結果を収めたDF森下龍矢を、清水は同じく鳥栖から28試合出場のMF原輝綺と、いずれも東京五輪世代の有望株を獲得している。
【29日発表、その他の主な移籍動向】
■セレッソ大阪
MF 為田大貴(←千葉/完全移籍)
DF 鳥海晃司(←千葉/完全移籍)
■ジェフユナイテッド千葉
DF 伊東幸敏(←鹿島/完全移籍)
■ギラヴァンツ北九州
DF 藤谷 壮(←神戸/完全移籍)
GK 吉丸絢梓(←神戸/完全移籍)
(FOOTBALL ZONE編集部)