鹿島GK曽ケ端が引退会見 決断への葛藤も告白「鹿島スタジアムでプレーしたい気持ちはあった」

引退会見に臨んだGK曽ヶ端【写真:©KASHIMA ANTLERS】
引退会見に臨んだGK曽ヶ端【写真:©KASHIMA ANTLERS】

24日に現役引退を発表、今後はGKコーチへ「鹿島で終われる幸せを感じている」

 元日本代表GK曽ケ端準が27日、引退会見を開き鹿島アントラーズでの引退理由や今後への思いを語った。

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 1979年生まれの曽ケ端は、98年の加入以来、鹿島一筋23シーズン在籍。J1リーグ歴代5位となる通算533試合に出場し、J1リーグ7回、リーグカップ5回、天皇杯4回を制し国内三大タイトルを合計16個手にするなど、輝かしいキャリアを歩んだ。

 曽ケ端は24日にクラブを通じて2020年シーズン限りでの現役引退を発表。決断理由については、「GKアシスタントコーチになる話をチームからいただいて、他のチームでプレーするという選択肢があるなかで、他でやるというのは自分の気持ちになかった。鹿島でこれだけ長くやって鹿島で終われる幸せを感じているし、チームのために働けるチャレンジをしたいと思った」と語った。

 長年、不動の守護神として鹿島のゴールマウスを守ってきたベテランGKも、今季リーグ戦では1試合のみの出場にとどまった。「ここ数年出番が少なくなったし、コロナの影響でたくさんのお客さんのなかでプレーする機会がなく、鹿島スタジアムでプレーしたい気持ちはあった」と、引退決断にあたっての葛藤があったともいう。

 それでも、これまで苦楽を味わった鹿島で現役を終えたい気持ちが勝った。曽ケ端は「僕自身、全身全霊で練習からやったと言えるし、そこは自信をもってやり切った」と、悔いのない現役生活であったことも強調。今後に向けては、「チームの勝利のためにGKコーチという形ですけど、チームに貢献したいし、選手一人ひとりの成長へ手助けしたい」と、意気込みを見せた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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