名門アーセナルに危機…初の2部降格なら年俸総額“52億円”カットへ 「スターたちが直面」

4ポイント差の15位に沈むアーセナルのミケル・アルテタ監督【写真:AP】
4ポイント差の15位に沈むアーセナルのミケル・アルテタ監督【写真:AP】

降格圏と勝ち点4差の15位に沈むアーセナル

 プレミアリーグのビッグ6の一角、アーセナルが不振にあえいでいる。第14節を終えてすでに8敗を喫し、降格圏とわずか4ポイント差の15位に沈む事態で、英紙「デイリー・メール」はアーセナルが今季2部降格した場合に選手の大幅給与カットが行われると報じた。

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 ミケル・アルテタ監督の下で再建を目指すアーセナルだが、その道のりは険しいものとなっている。2020-21シーズンのプレミアリーグは開幕2連勝と好スタートを切るも、第3節で王者リバプールに1-3で敗れると、それ以降は連勝がなく、前節エバートン戦(1-2)の敗戦で7戦連続未勝利(2分5敗)という泥沼に陥っている。14節を終えての戦績は4勝2分8敗の勝点14。降格圏の18位フラムとわずか4ポイントしか差がない。

 UEFAヨーロッパリーグではグループリーグ6戦全勝で決勝トーナメントに駒を進めたものの、22日にはリーグカップ準々決勝でマンチェスター・シティに1-4で完敗。国内のコンペティションでは勝てない日々が続く不振のアーセナルに「降格」の影がちらつきはじめた。

 英紙「デイリー・メール」は「もしプレミアリーグから降格すれば、アーセナルのスターたちはサラリー25%カットに直面する」との見出しで報じている。プレミアリーグ創設以降2部降格経験のない名門にとっては想像を絶するような出来事だが、最悪の事態が起きた場合には、25%の給与カットが義務付ける条項が選手の契約に盛り込まれているという。

 プレミアリーグトップクラスの週給35万ポンド(約4850万円)を受け取るガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンらを擁するアーセナルの給与年俸総額は1億5000万ポンド(約208億円)とも伝えられているため、降格となればチーム全体で3750万ポンド(約52億円)分のペイカットが行われることになるようだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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