PSG、“1対4”のピンチを止めた「タックル・オブ・ザ・シーズン」に海外注目 「救世主」
PSGのDFキンペンベがリール戦で見せた完璧なディフェンスが話題に
フランス王者パリ・サンジェルマンは現地時間20日、リーグ第16節リール戦に臨み、0-0で引き分けた。PSGは試合終盤にカウンターからピンチを迎えたが、フランス代表DFプレスネル・キンペンベが完璧なタックルで阻止。海外メディアは「タックル・オブ・ザ・シーズン」と激賞している。
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リーグ・アンで首位を争うPSGとリールによる上位対決となったこの一戦。両者譲らずスコアレスのまま迎えた後半33分、PSGは左CKが弾き返された流れから、カウンターのピンチに晒される。切り替えの遅れたPSGはキンペンベ1人でリールの4人によるカウンターを迎え撃つこととなった。
リールはFWブラク・ユルマズが中央でパスを受け、そのままGKと1対1の状況を迎えられるかと思われたが、そこに立ちはだかったのが、一度は右サイドにプレッシャーに出て無力化されたキンペンベだった。
素早いリカバリーで中央に戻ると、ユルマズのファーストタッチが大きくなったところを見逃さず一気にアプローチ。真横からギリギリのタイミングで体を投げ出し、左足でボールだけを奪い取る絶妙なタックルで、絶体絶命のピンチを凌いでみせた。なお、このプレーでキンペンベが怪我を負い、直後に交代となっている。
試合はそのまま0-0で終了。結果を左右することとなったキンペンベのスーパープレーに、フランス紙「レキップ」は「キンペンベが救世主になる」と見出しを打って注目。「例外的な救出劇を生み出した」と勝ち点1を手繰り寄せるプレーを称賛している。
また、英メディア「スポーツ・バイブル」は「キンペンベがタックル・オブ・ザ・シーズンを繰り出し、リール戦で1対4を止める」と取り上げ、英メディア「GIVE ME SPORT」も「負傷しながらも信じられないディフェンスを見せた」と賛辞を送った。まさに至高の守備技術を見せつけたキンペンベだけに、首位戦線が混沌とするなかでの負傷離脱はPSGにとって痛手となりそうだ。