CL8強で失態のレアル「5つの大罪」 スペイン紙が特に酷評した選手とは
準々決勝第1戦でヴォルフスブルクに0-2完敗 地元紙が5つの敗因を指摘
レアル・マドリードはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦で、ヴォルフスブルクに0-2の完敗を喫する失態を犯した。ホームタウンのマドリードでは批判が渦巻いているが、現地紙「AS」はこの試合の「5つの大罪」をピックアップしている。
2日のクラシコでは宿敵バルセロナを相手に逆転勝利を飾りながら、CL準々決勝では攻守に精彩を欠き、ブンデスリーガ8位の相手になす術なく敗れた。同紙は敗因として「インテンシティーの欠如」、「ベンゼマの負傷しながらのプレー」、「指揮官の交代策」、「ベイルのポジションチェンジ」、「ダニーロ」の5つを挙げて断罪している。
まずインテンシティーの欠如だ。この試合でのレアルはボールロストが130回にものぼり、選手の総走行距離でもヴォルフスブルクの110キロに対してレアルは105キロと、走り負けたことを指摘。情熱を感じさせないプレーぶりに終始した。
FWカリム・ベンゼマの負傷、指揮官の交代策、MFギャレス・ベイルのポジションチェンジはそれぞれが複雑に絡み合っている。ベンゼマは前半12分で膝を痛めたが、ジネディーヌ・ジダン監督はピッチに残す決断を下す。しかしその後、相手DFとの接触で膝の負傷を悪化させ、交代の憂き目にあった。
予期せぬストライカーの負傷によって、ジダン監督の采配も振るわなかった。ベンゼマと代わったFWヘセ・ロドリゲスはノーインパクトに終わり、後半に投入されたMFイスコ、MFハメス・ロドリゲスも得点を導くことができなかった。また後半途中からMFギャレス・ベイルを得意ポジションの左から右にポジションチェンジしたが、さしたる効果は生まれなかった。
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