「ランパードの後継者になる」 名手スコールズが称賛するチェルシーの若手とは?
21歳の英代表MFメイソン・マウントをチェルシーの歴代最多得点者に重ねる
チェルシーは、現地時間15日に行われたプレミアリーグ第13節ウォルバーハンプトン戦に1-2で敗れ、今季初の連敗を喫した。優勝争いに向けては手痛い一敗となったが、元イングランド代表MFポール・スコールズ氏は、チェルシーの若手のなかに、代表時代のチームメートであり、現在チェルシーを率いている元イングランド代表MFフランク・ランパード氏の後継者となる存在がいると語っている。英メディア「フットボール・ロンドン」が報じている。
チェルシーはウォルバーハンプトン戦で、フランス代表FWオリビエ・ジルーのゴールで先制するも逆転負け。夏の大型補強もあり、攻撃陣に豪華な顔ぶれが並ぶが、チャンスを作り切れずに最少得点で敗れている。
チームの問題点について、スコールズ氏は世界最大のEC企業Amazon(アマゾン)の映像サービス「アマゾン・プライム」で「問題は創造性の欠如。この2試合を見ていると、チャンスをほとんど作れていなかった。良い選手は揃っているが、彼らは若く、もう少し時間がかかるだろう」と語ったが、ある選手の働きぶりには感銘を受けたという。
「メイソンは最適な監督の元にいる。彼は今後チェルシーに多くの勝利をもたらすべき存在。今後数年で、彼は多くのゴールをチェルシーのために決めてくれるはずだ。フランクがそうだったようにね」
ランパード監督は現役時代、中盤の選手だったにもかかわらず驚異的な得点力を見せ、2003-04シーズンから2012-13シーズンまで10シーズンにわたって二桁ゴールを記録。特に2009-10シーズンには22得点を叩き出し、通算211得点はチェルシーの歴代最多得点記録となっている。
この偉大なレジェンドの後継者として、スコールズ氏は6歳からチェルシーのアカデミーに所属するイングランド代表MFメイソン・マウントを挙げた。ランパード監督がチェルシーに加入したのは、23歳の時。現在21歳のマウントが得点を量産すれば、その記録を抜くことも十分可能となる。果たして、マウントは得点力不足に苦しむチェルシーを救う存在となり、偉大なレジェンドへの一歩を踏み出すことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)