横浜FMマスコットにスポンサーがついた理由 6年2カ月…異例の長期契約が実現した背景とは?

アネスト岩田と6年2カ月のオフィシャルパートナー契約。マリノスケの帽子には同社のロゴ入りバッジが付けられる【写真:©y.f.m.】
アネスト岩田と6年2カ月のオフィシャルパートナー契約。マリノスケの帽子には同社のロゴ入りバッジが付けられる【写真:©y.f.m.】

2027年1月まで「マリノスケ」にスポンサー契約 企業側の狙いとは?

 横浜F・マリノスは今月2日、ホームタウンである横浜市港北区に本社を置くアネスト岩田株式会社とオフィシャルパートナー契約を発表した。今回の契約で同社のロゴがクラブマスコットの「マリノスケ」が着用するバッジとビブスに掲出されることとなる。事実上は、横浜FMとのスポンサー契約となるが、Jリーグクラブのマスコットになぜスポンサーがついたのか――。異例の契約の背景に迫った。

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 横浜FMの新たなオフィシャルパートナーとなったのは、空気圧縮機などの製造販売を手掛ける「アネスト岩田」。創業から90年以上の歴史を持つ同社と横浜FMは、2020年12月から2027年1月までの長期契約を結んだ。「6年2カ月」という期間になっているのは、アネスト岩田が2026年5月で創業100周年を迎えることに合わせていることと、この取り組みを少しでも早く行いたいという思いが込められている。

 アネスト岩田の経営管理本部 人事総務部 総務グループ グループマネージャーの和田真志(わだ・しんじ)氏は、今回のパートナーシップについて、横浜FMがホームタウンで行っている「ふれあい活動」を通じて社会貢献活動に取り組んでいることに、会社として強く共感したことを理由に挙げている。

マリノスケの地道なホームタウン活動が今回の契約につながった【写真:©y.f.m.】
マリノスケの地道なホームタウン活動が今回の契約につながった【写真:©y.f.m.】

「私たちが最も大切にしているのが“人財”です。人財の財は財産の財となります。その中で重要なことは心もからだも健康であることです。そのため、弊社が100周年に向けて健康推進に対する思いがより一層強くなりました。そして、今後はより一層、従業員やその家族、また、地域の方々の成長や喜びにつながる活動を行っていきたいと考えています。そうしたなかでより大きな力を発揮していくためには仲間が必要でした。そこで調べていくうちに、横浜F・マリノスでは地域貢献や障害者支援などの社会貢献活動を積極的に取り組んでいることが分かりました。

 話し合いで交流を深めていくうちに『一緒にやりたい』という思いが増々強くなりました。このコロナ禍で小学校などでもイベントの開催がままならなくなり、楽しむ場も、人との交流の場も減っている時だからこそ、地域貢献活動を続けてくれているところを支援したいという思いがありました」

 このニュースで鍵を握る存在となるのが横浜FMのクラブマスコットであるマリノスケだ。マリノスケはJリーグ開幕時からのマスコットであるマリノス君の“甥っ子”で、2020年のマスコット総選挙では見事1位に輝いたことでも知られる。試合時にはホーム、アウェーに限らずスタジアムに姿を見せ、ふれあい活動にも参加している。

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