日本代表デビューを果たしたMF柴崎 初戦ですでに自らの出来よりもゲームマネジメントを重視

見せた、次代のゲームメーカーの一端

 日本代表MF柴崎岳は9日、ベネズエラ代表の親善試合で代表デビュー戦初ゴールを決めた。しかし、その試合後、地に足を着けて進む男は、どこまでも泰然自若の姿勢を貫いた。
 デビュー戦で固くなったかを聞かれると、「特になかった」とサラリと言い切る。そして、こう続けた。
「良い形で試合に入れたと思いますし、ボールタッチを多くしながらある程度、自分の考えてるプレーを表現できたかなと思う。当然ミスもありましたけど、まずはプレーというよりは、その試合に対するスタンスを大事にしたいと思ってたので、90分通してそこはブレずにできたと思う」
 MF遠藤保仁の後継者と目される男は、代表デビュー戦にしてゲームマネジメントを考えていたというのだ。この次代のゲームメーカーは、アギーレジャパンで確かな一歩を踏み出した。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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