戦力外エジル、自身を非難のアーセナルファン記者と“舌戦” 「過大評価」「世界王者が嫌いなよう」

アーセナルに所属する元ドイツ代表MFメスト・エジル【写真:Getty Images】
アーセナルに所属する元ドイツ代表MFメスト・エジル【写真:Getty Images】

エジルがファンに感謝のツイートをしたのが発端に

 アーセナルに所属する元ドイツ代表MFメスト・エジルは、ミケル・アルテタ監督から戦力外扱いを受けており、プレミアリーグとUEFAヨーロッパリーグの登録メンバーから外れている。それでも、クラブで最高給となる週給35万ポンド(約4900万円)の報酬を受け取っており、その是非が議論される。ピッチで自身の価値を証明できないエジルがSNSの投稿が、言い争いに発展した。

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 プレーする機会を失っているエジルだが、ファンのなかにはアルテタ監督の判断に否定的で、エジルを擁護するものもいる。そんなファンに対してエジルは、エミレーツスタジアムのタッチライン沿いに立ち、多くのファンが背後にいる写真を投稿。「ファンが背後にいることを感じられる」というコメントとともに、ハッシュタグには「ありがたい」「最高のファン」「難しい時間」という文字を付けた。

 これに反応したのが、アーセナルファンとして知られる英国人ジャーナリストのピアース・モーガン氏だった。今年4月にも、アーセナルの給与削減に合意しなかったと報じられたエジルに噛みついた同氏は、「本当のファンは、キミの後押しをしていない。キミは僕たちのポール・ポグバだ。極めて給料をもらいすぎ、極めてパフォーマンスが低く、ショッキングなほど自身を過大評価している」とツイートし、「真実」というハッシュタグをつけた。

 マンチェスター・ユナイテッドに所属するフランス代表MFポール・ポグバは、今季もメンバー登録はされているが、ポジションをつかめず、クラブに対する不満やレアル・マドリードへの憧れをたびたび公言してきた。一度は移籍金ゼロで放出したものの、その後、当時の史上最高額で買い戻した選手だけに、ユナイテッドのファンにも溜まっている思いがあるはずだ。

 そんなモーガン氏のツイートに、エジルは絵文字をたくさん使って反論した。「ピアース、以前のように辛口のままかい? キミは世界王者が嫌いなようだね。キミが物事をしっかり聞けるのと同じくらい、見ることができたらいいのにね」と、コメントしている。

 ポグバとエジルはそれぞれフランス代表、ドイツ代表としてFIFAワールドカップで母国を優勝に導いており、状況が変われば活躍できるということを伝えたかったのかもしれない。トルコのメディアでは、21年1月の移籍市場でトルコのクラブへ移籍するという報道もあったが、エジルが再びピッチで自身の価値を示せるのは、いつになるのだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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