「できることをしてほしかった」 アーセナル監督、負傷選手をピッチに押し戻す行為に言及

アーセナルのミケル・アルテタ監督【写真:AP】
アーセナルのミケル・アルテタ監督【写真:AP】

アルテタ監督、足を痛めてピッチを離れたパーティの背中を押してプレー復帰を要求

 アーセナルのミケル・アルテタ監督は現地時間6日に行われたトッテナムとノースロンドン・ダービーで、足を痛めてピッチを離れたガーナ代表MFトーマス・パーティの背中を押してピッチに戻す一幕があった。その意図について試合後に明かし、英衛星放送「スカイ・スポーツ」が内容を伝えている。

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 物議を醸しているシーンはトッテナムが1-0とリードで迎えた前半終了間際で、トッテナムの2点目のゴールの直前だった。

 両チームが互いにカウンターの応酬を仕掛る展開のなかで、守備に戻ったパーティはタックルのあとに足を痛めてしまい、自らの意思でタッチラインからピッチの外に出た。

 するとその直後にトッテナムがカウンターからチャンスを作り、アーセナルは自陣で2対4と圧倒的な数的不利の状況となった。それを見かねたアルテタ監督はパーティーの背中を小突いてピッチに戻るように指示。しかし、パーティはそれ以上走ることはできず、プレー続行は不可能でそのままスペイン代表MFダニ・セバージョスとの交代を余儀なくされた。

 このカウンターからケインにゴールを許したアーセナルは、0-2でライバルとの直接対決に敗れた。アーセナルのアルテタ監督はパーティの背中を押してピッチに戻したシーンについて試合後に、次のように語っている。

「彼は足を引きずっていて、痛みを抱えていた。彼はピッチから出なければならず、重要なトランジションの場面で我々は1人失った。私は彼にピッチに残り、チームのためにできることをしてほしかった。彼があのポジションにいないということを誰も予想していなかった。私は彼をピッチに押し戻そうとしたが、彼が自分のポジションを離れた時には、事態の深刻さに気づいていなかったのだと思う」

 足を痛めたとはいえ、指揮官は自らピッチをあとにしたパーティに対して、一度プレーが切れてから判断すべきだったと感じているようだ。

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