「酷い過ちで有罪」 ドイツで発生…頭部への“暴力的キック”に海外注目「悪質なファウル」

ウニオンMFアンドリッヒが“暴力的キック”で一発退場の場面【写真:Getty Images】
ウニオンMFアンドリッヒが“暴力的キック”で一発退場の場面【写真:Getty Images】

ウニオンMFアンドリッヒの右足裏がヘルタMFトゥサールの頭部を直撃…一発退場

 ブンデスリーガ第10節が現地時間3日に行われ、ヘルタ・ベルリン対ウニオン・ベルリンの“ダービー”が行われた。ホームのヘルタが3-1で勝利したが、試合の流れを変えた退場劇に海外メディアも「酷い過ち」「最も暴力的なキック」と注目している。

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 前節まで2勝2分5敗と今一つ波に乗れていないヘルタが、ホームに4勝4分1敗と好調なウニオンを迎えた一戦。首都ベルリンを舞台とする今回のダービーマッチは、ウニオンが前半20分にFWタイウォ・アウォニイのゴールで先制する。今季序盤戦の勢いを象徴するような展開となったが、試合の流れは直後に起きた退場劇で一変する。

 同22分、ウニオン陣内左サイドでヘルタのクリアボールが高くワンバウンド。これを阻止しようとウニオンMFロバート・アンドリッヒが右足を高く上げた瞬間、落下地点に頭から飛び込んだヘルタMFリュカ・トゥサールの頭部を直撃。右足裏がトゥサールの右耳付近に当たる危険なプレーとなったため、主審はレッドカードを提示して一発退場となった。

 このシーンに海外メディアも注目している。ベルギー紙「ル・ソワール」が「酷い過ちで有罪」と伝えれば、スペイン紙「マルカ」も「記憶の中で最も暴力的な首へのキック」と報道。「イレブンスポーツ」フランス版公式ツイッターも「週末の最も悪質なファウル」と綴っている。

 試合は数的優位となったヘルタが、後半6分から3連続ゴールを奪って逆転勝利。ウニオンにとっては悔やまれる退場劇となってしまった。なお、今季横浜F・マリノスからウニオンに移籍したMF遠藤渓太は、3試合ぶりにベンチ入りしたものの、出場機会は訪れなかった。

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