ペップ、キャリア通算700試合達成へ 驚異の勝率約70%「敗北が非常に少ないのは良いこと」
名将グアルディオラ監督は5日フルハム戦で節目を迎える
イングランド・プレミアリーグの強豪マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督は、現地時間5日フルハム戦で監督としてのキャリア通算700試合を迎える。シティの公式サイトでは試合に向けた記者会見で、次の700試合をやったら引退するという冗談交じりのコメントを伝えている。
ペップの愛称で知られるグアルディオラ監督は、現役時代にはバルセロナで長年プレー。中盤のプレーメーカーとして知られたが、その名声は監督としての方が大きいかもしれない。古巣バルセロナのBチームからトップチームの指揮へとキャリアを積み上げるとリーグ優勝3回、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝2回などの実績を積み上げた。
さらにドイツの名門バイエルン・ミュンヘンではCL優勝にこそ手が届かなかったが、リーグ優勝3回。さらに、堅実なサッカーで知られたバイエルンを攻撃的かつ魅力的なサッカーを展開するチームに変革したことでも評価を高めた。
そして現在はシティを指揮しているが、すでにプレミアリーグを2回制している。そして、キャリアの中で公式戦700試合目の節目がやってくることになった。
「そうだね、あと700試合やろう。そして、その後に引退するよ」
冗談交じりにこう話した指揮官は、「キャリアを始めたとき、予想もしていなかった。700のゲームがあり、これらのゲームでの敗北が非常に少ないのは良いことだね。バルセロナB、バルセロナ、バイエルン・ミュンヘン、そしてこのシティ。すべての選手スタッフ、この700という数字を彼らと共有したい。私たちは一緒に素晴らしいものを作り、将来にわたってもそれができることを願っている」と、そのキャリアについて話した。
強豪チームを率い続けているという状況はあるにしても、キャリアの中で勝率が約70パーセントと、サッカー史に残る名将であることに疑いの要素はない。来年1月に50歳の誕生日を迎える指揮官だが、どこまでそのキャリアを伸ばしていくのかが楽しみな存在だ。
(FOOTBALL ZONE編集部)