鹿島、FW上田綺世の2得点で4-0大勝 浦和は日程上の有利を活かせずに連敗喫する

鹿島はFW上田綺世の2得点含め、4点を取り浦和に快勝【写真:小林 靖】
鹿島はFW上田綺世の2得点含め、4点を取り浦和に快勝【写真:小林 靖】

前半を1-0で折り返した鹿島、後半に3点を追加しての快勝

 鹿島アントラーズがホームに浦和レッズを迎えた29日の一戦は、鹿島が4-0と浦和に大勝。浦和は今季4回目となる4点差の敗戦になった。

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 鹿島は25日の柏レイソル戦に1-4と大敗して中3日で迎えたのに対し、浦和は22日のガンバ大阪戦から1週間のインターバルと日程上では浦和が有利だった。一方で浦和はこの間に大槻毅監督の今季限りでの退任を発表。それからの初戦となった。

 互いに同じ4-4-2を採用してマッチアップの生まれやすいゲームになったが、局面を制する回数が多かったのは鹿島だった。特にダブルボランチ同士の機能性で浦和を上回り、試合を優位に展開。そして前半11分、サイドに流れたFWエヴェラウドのクロスを、背後からDF槙野智章の前に回り込んだFW上田綺世がヘディングで決めて1-0とリードした。

 その後は両者ともにゴール前までなかなか入り込めなくなった。そのなかで浦和は前半終了間際の44分に、コーナーキックをニアサイドでDF橋岡大樹がコースを変えたところ、ゴール至近距離でFW興梠慎三がヘディングで狙ったがクロスバーの上に。このまま鹿島が1点リードでハーフタイムを迎えた。

 後半立ち上がりに、鹿島はリードを広げた。同5分に上田が抜け出すと、ペナルティーエリアすぐ外からのミドルが決まって2-0となった。このゴールで浦和は集中力の切れたようなプレーが続き、同20分にはMF青木拓矢のミスパスからエヴェラウドが抜け出して試合を決定付ける3点目を決めた。

 浦和は次々に交代を行い、青木に代わって入ったMF伊藤涼太郎が2回、フリーキックを直接狙い際どいシュートを放ったもののゴールならず。逆に鹿島は同36分には逆襲からMFレオ・シルバが蹴り込んで4点目を奪った。

 浦和はゴール前に入り込む場面をあまり作れないまま試合は終了し、鹿島は柏戦の大敗からの巻き返しに成功。一方の浦和はG大阪戦から2連敗になり、今季4回目の4点差負けになった。

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