【ACL帯同記】横浜FM、カタール遠征の裏側 コロナ禍の異国で痛感した“サッカーができる幸せ”

横浜F・マリノス競技運営担当の矢野隼平さん【写真提供:横浜F・マリノス】
横浜F・マリノス競技運営担当の矢野隼平さん【写真提供:横浜F・マリノス】

【短期連載|第1回】ACLでの新たなポジション、チームマネージャーってどんな役割?

 世界中を巻き込む新型コロナウイルスの影響で、3月に中断されたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)がついに再開した。異例のセントラル方式となり、日本からはFC東京、ヴィッセル神戸、そして昨季J1リーグを制した横浜F・マリノスが決戦の地カタールへと旅立った。例年とは勝手が異なる今年のACL。どんな出会いや試練が待っているのか。出入国が制限されるなか、横浜FMで運営担当を務める矢野隼平氏が、ACLの裏側を伝える短期連載をスタート。第1回は、出発から上海上港との初戦2日前までの様子をお届けする。

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 はじめまして。今回、短期連載でACLの裏側をお伝えすることになりました横浜F・マリノス競技運営担当の矢野隼平と申します。ACLではチームマネージャーというポジションを担っています。このチームマネージャーという役割、一言で表すことは難しいのですが、選手・スタッフの移動や滞在するホテル、練習、試合といった滞在中に訪れる様々なセクションを管理・調整する立ち位置です。私の自己紹介はこのぐらいにして、時間を少しだけ巻き戻して、出発日の様子からお届けします。

キャリーケースの中身を詰め替えるアクシデントが発生【写真提供:横浜F・マリノス】
キャリーケースの中身を詰め替えるアクシデントが発生【写真提供:横浜F・マリノス】

「横浜にいるうちに残務を片付けたい!」と考え、直近の業務を続けてきましたが、案の定、出国当日になっても片づけられず、カタールへ出発する当日は朝から会社へ出勤。夕方の出発時間ギリギリまで準備をして、仲間に見送られながら会社を出ようとした時にアクシデントは起こりました。運ぼうとしたキャリーケースから「パカッ」という嫌な音が……。恐る恐るキャリーケースを見ると、収納したはずの荷物がしっかりと散乱していました。結局、空きのキャリーケースを持っていた同僚に借りて、荷物を移し替えるハメになったのでした。

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