「もうルールが分からない」 シティMFデ・ブライネ、“疑惑のゴール取り消し”に不満

ラポルテのゴールが取り消され、デ・ブライネが胸中を吐露【写真:AP】
ラポルテのゴールが取り消され、デ・ブライネが胸中を吐露【写真:AP】

トッテナム戦でラポルテのゴールが取り消され、デ・ブライネが胸中を吐露

 プレミアリーグ第9節のトッテナムとマンチェスター・シティの一戦は、2-0でホームのトッテナムが勝利した。韓国代表FWソン・フンミンの決定力やチームの堅守が見えたトッテナムに対し、シティにとっては不満の残る結果となった。試合後、ベルギー代表MFケビン・デ・ブライネは、ある不満を口にしている。英地元紙「マンチェスター・イブニング・ニュース」が報じた。

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 デ・ブライネが不満を感じたのは、1点ビハインドで迎えた前半27分の場面だ。トッテナムを押し込んだシティは、ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスのパスからアルゼンチン代表DFアイメリク・ラポルテが左足でシュートを突き刺し、同点に追いついたかと思われた。しかし、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定の結果、直前にジェズスのハンドがあったとして、ノーゴール判定となった。

 ジェズスが広げた腕にボールは当たったように見え、マイク・ディーン主審は得点を取り消した。この時間帯、シティは攻め込んでいたが、結局、得点を挙げられないまま、試合は終了している。

 試合後、デ・ブライネは英衛星放送「スカイ・スポーツ」で、今回の判定について胸中を明かした。

「正直なところ、もうルールが分からない。上腕に当たっていたら、ハンドは取られないことになったと思っていた。でも、ルールは変わったようだ。誰もがボールが彼に当たったことは分かっているだろうけれど、何が正しいルールかは分からない。明日や、明後日になって、テレビをつければ、審判団が解説して『正しいジャッジだった』と言うんだろう。だから、別にいいんだ」

 デ・ブライネが最も不満なのは、今回の判定よりも、度重なるルール改正だという。「僕はプロのサッカー選手として12年やってきた。最初の9年間で、ルールの変更はなかった。でも、この3年間で、ルールの変更がいくつもある。なぜかは分からない。サッカーは、素晴らしいスポーツだ。ルールを作る人も、このゲームに関わる人であるべきだ。誰が作っているのか知らないけれどね。ただ、言いたいのは一貫性を持ってほしい」と、不満を漏らしている。

 この日の勝利で暫定首位に立ったトッテナムに対し、1試合消化試合の少ないシティは勝ち点8差で暫定11位となっている。ハンドの判定に対する解釈は、非常に複雑になっており、反撃の勢いをそがれたデ・ブライネは、我慢がならなかったようだ。

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