移籍噂のS・ラモス、父親が去就に言及 レアルとの交渉を楽観視「残留すると信じている」
21年6月限りで契約が満了、レアルに対し2年延長を要求か
今シーズン、レアル・マドリードはリーガ・エスパニョーラ連覇とUEFAチャンピオンズリーグ(CL)奪回を目指すシーズンとなっているが、完璧なスタートとは言えない状況だ。そうしたなか、突如勃発したのは絶対的キャプテンであるスペイン代表DFセルヒオ・ラモスについての“移籍の噂話”だ。
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2021年6月限りで契約が切れるラモスに対し、ユベントスやパリ・サンジェルマン(PSG)などが獲得の意欲を示しているとされる。ラモス側が要求する年俸が非常に高額な一方で、新型コロナウイルス禍による収入減によって苦しい経営を強いられているクラブ側が葛藤しているとの報道が出るほどだ。
その去就が盛り上がりを見せているなか、レアルの贔屓紙であるスペイン紙「マルカ」はラモスの父であるホセ・マリア・ラモス氏がテレビ局のインタビューに「我々は落ち着いているんだ。楽観的だしね。彼が残留すると信じている。すべてが修正されていくだろう」と語ったことを報じ、レアル側が交渉のテーブルにつくことを期待している。
ラモスは2021年1月1日から国外クラブと自由に交渉できる権利を有するものの、本人はマドリードの地で引退したいという願望を示している。また、30歳以上のベテラン選手に対して、クラブは1年の契約延長オプションを提示するのが慣例となるなか、ラモスは2023年までの2年契約延長のオプション(結果的には3年契約)を望んでいるともされている。
ここ数年、抜群の守備力とともに勝負所でゴールを奪うなど、34歳となってもラモスの勝負勘はいまだにレアルに不可欠だ。そんな功労者に対して、クラブがこれまでの前例を取り払い“特別扱い”をするのかも、今後の交渉で注目点となるだろう。
(FOOTBALL ZONE編集部)