「怒りたいですよ!」 闘莉王、引退の中村憲剛に惜別メッセージ「まだまだやってほしいと…」

闘莉王氏が中村憲剛の引退について言及【写真:荒川祐史 & 小林 靖】
闘莉王氏が中村憲剛の引退について言及【写真:荒川祐史 & 小林 靖】

闘莉王氏が公式YouTubeチャンネルで中村憲剛の現役引退を惜しむ

 川崎フロンターレの元日本代表MF中村憲剛が今季限りの現役引退を発表した。昨年11月の左膝前十字靭帯損傷、左膝外側半月板損傷という大怪我を乗り越え、今季復活を印象付ける活躍を要所で見せていたバンディエラについて、元日本代表DF田中マルクス闘莉王氏は「怪我前と比べて全然落ちていた感じはしない」と分析。「憲剛さんには怒りたいですよ! まだまだやってほしいという思いがある」と“闘将節”で現役引退を惜しんでいた。

 昨季限りでの現役引退後、祖国ブラジルで牧場経営など実業家として活躍する闘莉王氏は、公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」で、2010年南アフリカ・ワールドカップ(W杯)で共闘した中村について特集している。

 中村は昨季左膝に大怪我を負いながら、今年8月のJ1リーグ第13節清水エスパルス戦(5-0)で復帰。いきなり華麗なループ弾を決めると、10月31日の第25節FC東京戦(2-1)でも決勝ゴールを決めていた。

「復帰してものすごく活躍し、これからどんどんもっと活躍していくんだなと思っていたらズゴーンと雷が落ちて、悲しい…ニュースだなと」

 復活をアピールしていた司令塔の寝耳に水の引退発表に、落雷のような衝撃を受けたと振り返った。自身は度重なる負傷の影響により現役生活に幕を下ろしたが、「何試合か見たけれど、プレーの質はいまだに高い。怪我する前よりも今のほうが調子がいいと思う」と、中村はJ1レベルでまだ十分にプレーできると評価していた。

「憲剛さんには怒りたいですよ! まだまだやってほしいという思いがある」

 南アフリカW杯メンバーでは内田篤人氏に続く、今季2人目の幕引き。寂しさを隠し切れない様子の闘将だったが、セカンドキャリアへの期待など、愛に溢れるエールも送っていた。

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