セスクが嘆く“失われた才能”とは? 「レアルやバルサで一時代を築くこともできた」

元スペイン代表MFセスク・ファブレガス【写真:Getty Images】
元スペイン代表MFセスク・ファブレガス【写真:Getty Images】

16歳でアーセナルのトップチームにいたウィルシャーの才能を惜しむ

 若い時に才能にあふれていると思われるサッカー選手でも、その期待通りに大成することは決して多くない。アーセナル、バルセロナ、チェルシー、モナコと欧州各国のトップチームを渡り歩いた元スペイン代表MFセスク・ファブレガスは、アーセナルで出会ったイングランド人選手がその才能を生かしきれなかったと振り返っている。英紙「デイリー・メール」が報じた。

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 セスクは16歳の時、バルセロナの下部組織からアーセナルに加わり、2011年までトップチームで活躍した。スペイン代表としても2010年の南アフリカ・ワールドカップで優勝を果たすなど、これまでのキャリアのなかでも数多くの栄冠を手にしている。

 そんなセスクが驚くべき才能を目の当たりにしたのは、アーセナルに所属していた時だったという。2008年に加入したイングランド人MFジャック・ウィルシャーの才能について、「これまでプレーしたなかで、最高のタレントの一人だった」と話している。

「トップチームの練習に参加した時、彼はわずか16歳だった。初めて見た時『ワオ、この子はうまいし、強く、キレがある』と思ったよ。その後、彼に起きたことは残念でならない。彼はイングランドのレジェンド的な存在になり得るはずだったからね。

 イングランド人選手がヨーロッパのクラブに適応できるかというのは、よく話題になる。ジャックはレアル・マドリードやバルセロナでも一時代を築ける数少ないイングランド人だったと思っている。同じことはアーロン・ラムジー、ギャレス・ベイルにも言えるね。彼らは才能に恵まれていた。負傷さえなければ、もっと多くのことを成し遂げていただろう」

 今年10月に所属していたウエストハムとの契約を解除し、無所属となっているウィルシャー。まだ28歳であり、本人はスペイン、イタリア、ドイツのクラブへの移籍を望んでいるとされるが、ここからどのようなキャリアを歩むことになるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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