リバプール、南野らに“適した”4-2-3-1の今後は? 海外注目「ローテーションに組み込むなら…」

リバプールは大一番のシティ戦で4-2-3-1を起用【写真:AP】
リバプールは大一番のシティ戦で4-2-3-1を起用【写真:AP】

シティ戦では従来の4-3-3ではなく4-2-3-1を採用し、1-1のドロー

 リバプールは現地時間8日、プレミアリーグ第8節でマンチェスター・シティと敵地で対戦し、1-1で引き分けた。この試合でリバプールは従来の4-3-3ではなく4-2-3-1システムを採用したが、海外メディアはその是非について日本代表MF南野拓実らの起用法も踏まえて論じている。

 シティ戦のリバプールは、中盤を通常の3センターではなく、イングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンとオランダ代表MFジョルジニオ・ワイナルドゥムの2センターで構成。ブラジル代表FWロベルト・フィルミーノをトップ下に配置し、前線は右からポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタ、エジプト代表FWモハメド・サラー、セネガル代表FWサディオ・マネとなった。

 試合は前半13分にリバプールがサラーのゴールで先制。しかし、同31分にシティはブラジル代表FWガブリエル・ジェズスが同点弾を奪う。さらに同41分にはシティがPKのチャンスを迎えたが、ベルギー代表MFケビン・デ・ブライネのキックは左に外れ、勝ち越し点は生まれず。後半もゲームは動かず、1-1で勝ち点を分け合う結果となっている。

 プレミアリーグを代表する2チームによる“大一番”は決着の付かない形で終わったなか、米スポーツ専門局「ESPN」はリバプールが4-2-3-1を採用したことに注目。記事では「4-2-4」と攻撃的システムであることを強調したうえで、次のように評している。

「このシステムはひとまずの結果を出し、タクミ・ミナミノ、(ベルギー代表FW)ディボック・オリギ、(スイス代表MF)ジェルダン・シャキリらをローテーションに組み込むならば、より適していると言える。ただ、2センターの中盤は、長い目で見て継続されるものではないだろう。ジョーダン・ヘンダーソンとジョルジニオ・ワイナルドゥムはエネルギーがありスタミナに長けるが、カーティス・ジョーンズ、(スペイン代表MF)チアゴ・アルカンタラ、(ギニア代表MF)ナビ・ケイタはまた違ったクオリティーをもたらせる存在だからだ」

 4-2-3-1はあくまでサブプランとしつつも、南野を含むバックアップメンバーにとってもフィットしやすいシステムであることを指摘していた。シーズンが深まり、ローテーションの必要性が高まっていけば、4-2-3-1システムで南野が出番を得ることもあるかもしれない。

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