福岡アンバサダー・HKT48豊永阿紀に訊く、日本代表DF冨安健洋の“若き日”と今後への期待
【豊永阿紀インタビュー|後編】アビスパ出身の冨安の活躍に感銘「誇らしい限り」
イタリア1部セリエAのボローニャに所属するDF冨安健洋は、森保一監督率いる日本代表でキャプテンのDF吉田麻也(サンプドリア)とともにセンターバックのレギュラーとしての地位を固めつつある。
名門ACミランも獲得に興味を示したとも言われる男は、2018年にベルギー1部シント=トロイデンに渡るまでは、Jリーグのアビスパ福岡でプレーしていた。福岡県に生まれ、中学生の頃からジュニアユース、ユース、トップチームと進み、アビスパ福岡のアカデミー出身選手として初めてのA代表選手として名を刻んだ生粋の“アビスパっ子”と言っていい。今年10月に行われた日本代表のオランダ遠征の際には、クラブ記録を更新する連勝街道を走っていた古巣について、「福岡への思いは変わらず持っているし、アビスパへの思いも強い。アビスパにはこのままの勢いでJ1に昇格してほしい」とエールを送っていた。
かつてアビスパ福岡の練習場に通うほど熱狂的サポーターで、現在は福岡市を拠点とするアイドルグループ「HKT48」のメンバーとして活動しながら、アビスパ福岡の公式アンバサダーとしてクラブの情報を発信する広報役を務める豊永阿紀さんに、当時の印象や今後の期待について訊いた。
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――アビスパ福岡出身の冨安選手は現在、欧州5大リーグの一つであるセリエAで堂々たるプレーを見せ、日本代表でもレギュラーを務めています。
「冨安選手はユースで育って、トップチームに昇格した生粋の“アビスパ産”の選手。ずっと見てきた同世代の選手が世界と戦っているのが、いまだに信じられない部分もありますが、アビスパサポーターとして誇らしい限りです。アビスパから世界に羽ばたいていったということで、『私たちは昔から見ていたし!』と(サポーターとして)古参の気持ちを味わえるというか(笑)。冨安選手本人も『新年感謝の集い』の時にメッセージをくださって、根底にはアビスパの存在があるというのをずっと言ってくださっているので、サポーターの皆さんにとっても、クラブにとっても大きな刺激になっていると思います」