トッテナムFWケイン、“アシスト役”開眼を元英代表DF称賛 「記録を塗り替えるだろう」
アーセナルOBのキーオン氏、リーグのアシスト記録更新の可能性も指摘
アーセナルOBの元イングランド代表DFマーティン・キーオン氏が、ゴールだけでなくアシスト役としても開眼しているトッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインについて、元オランダ代表FWデニス・ベルカンプを彷彿とさせると大絶賛している。
プレミアリーグ2度の得点王経験を持つケインは今季もすでにプレミアリーグ6試合で5得点をマーク。カップ戦も含めれば11試合で10得点とコンスタントに得点を重ねている。
その一方で、プレミアリーグで8アシスト、EL予選で1アシストと味方のゴールを演出する役割でもチームに多大な貢献を示している。アーセナルのレジェンドであるキーオン氏は、ゴールとアシストの両面で輝くケインが元オランダ代表FWベルカンプ氏を思い起こさせると称賛している。
同氏は英紙「デイリー・メール」でのコラムで、ケインとベルカンプの比較について次のように言及している。
「デニスと一緒にプレーした選手ならばみな口を揃えて、彼のサービスは傑出していたと言うだろう。今、トッテナムでのハリー・ケインのプレーを見ていて、あえて言うならば、彼は私の昔のチームメート(ベルカンプ)を思い出させてくれている。
ケインがデニスほど技術的に優れているとまでは言わないが、彼のボールの質や、彼がソン・フンミンを見つける方法はまさにベルカンピアンだ」
ケインにベルカンプ氏の姿を重ねたキーオン氏は、トッテナムのエースがプレミアリーグのアシスト記録を破る可能性もあると指摘している。
「高いポジションからスタートし、深い位置まで下がり、彼にはゴールを決める以上のものがあることを示している。(プレミアリーグの)6試合で8アシストを記録しているケインは今のペースでいけば、(ティエリ・)アンリとケビン・デ・ブライネが共有しているプレミアリーグ記録、20アシストを塗り替えることになるだろう」
韓国代表FWソン・フンミンとのコンビネーションに磨きがかかり、チャンスメーカーとしての能力にも開花したケイン。得点王に続き、プレミアリーグアシストキングの称号を手にする日も近いのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)