伊連盟会長、新型コロナ前の契約“見直し案”を提案へ クラブの財政難問題が深刻化「世界的に再考する」
伊サッカー連盟のグラビナ氏が言及 「具体的な答えと解決策が必要」
イタリア・サッカー連盟(FIGC)の会長ガブリエレ・グラビナ氏が、新型コロナウイルスの感染拡大の前に結ばれた選手との契約について、見直すことができるように提案を行うという。イタリア紙「レプブリカ」が報じている。
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グラビナ氏が呼びかけるのは、国際サッカー連盟(FIFA)や欧州サッカー連盟(UEFA)だけでなく、各国のサッカー協会や連盟、ユベントスのアンドレア・アニェッリ会長が議長を務めるヨーロッパのクラブ協会、そして国際サッカー選手会の(FIFPro)にも及ぶという。
その理由は、新型コロナウイルスの感染拡大により多くのクラブが財政難に陥っている中で、選手たちの給与見直しをできるようにする制度設計をすることであり、特に「トップレベルのクラブによる経済的な問題を世界的に再考する」ことが目標にあるとしている。
グラビナ氏は「問題はデリケートであり、一連の議論や批判を引き起こす可能性がありますが、今この瞬間は深刻だ。私たちはすべての人の利益に役立つ具体的な答えと解決策が必要としている」との言葉を残しているという。実際に、新型コロナウイルスの影響が起こる前と後とではあまりにも状況が異なり過ぎているというのは事実だろう。
現状、各クラブと選手の間での給与削減交渉が行われている場合もあるが、今後は不払いなどの問題も表面化する可能性がある。世界のサッカー界を巻き込む形になる提案だが、どのような変化が生まれることになるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)
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