遠藤航は「内転筋に問題がある」 指揮官が別メニュー認めるも…「重要な選手」と信頼
シュツットガルトのマタラッツォ監督がチーム練習に参加していないことを明かす
シュツットガルトのペレグリーノ・マタラッツォ監督が同クラブ所属の日本代表MF遠藤航について記者会見で言及し、同選手が筋肉系のトラブルのために今週はまだチーム練習に参加していないことを認めた。
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昨シーズン途中にボランチのレギュラーポジションを掴み、今季も開幕から4試合連続先発フル出場中の遠藤は、前節ヘルタ・ベルリン戦でも中盤の底でチームを牽引。特に守備の局面で存在感を発揮し、「ディフェンスラインの前で相手にプレッシャーをかけて、ボールを奪う役割をしっかりとこなしていた。また、的確なポジショニングによってベルリンの攻撃を食い止めることにも成功していた」(シュツットガルター・ツァイトゥング紙)と、地元メディアからも高評価を受ける活躍で、2-0での完封勝利に貢献していた。
しかし、日本代表での活動も含めてここまで試合に出続けてきたことによって、疲労が蓄積されているのかもしれない。マタラッツォ監督は会見中に遠藤について尋ねられると、「ワタルはまだ内転筋に問題があるので、今日もチーム練習には参加しなかった」と発言し、遠藤がチームを離れて別メニューで調整を続けていることを明かした。
23日のケルン戦での出場が危ぶまれる状況だが、それでも指揮官の遠藤に対する信頼は揺らいではいない。同監督は、前述のコメントに続いて「ただし、我々はワタルが明日チーム練習に合流し、金曜日の試合ではプレーできると確信している。言うまでもなく彼は我々にとって重要な存在だ。チームの前と後ろを繋ぐ役割を担い、隙間を埋めてくれる兵士のようなプレーヤーなんだ」とも述べて、遠藤の状態が上向けばケルン戦でも起用する方針であると明言した。
シュツットガルトは、ここまでリーグ戦4試合を終えて2勝1分1敗の成績で5位につけている。現在の好調を維持してさらなる上位進出を狙うために、遠藤にはフル稼働での活躍が求められているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)