「先発にふさわしいと証明した」 英記者がコートジボワール戦で絶賛した2人の日本人選手は?

左から伊東純也、鎌田大地、久保建英、冨安健洋【写真:Getty Images & JFA】
左から伊東純也、鎌田大地、久保建英、冨安健洋【写真:Getty Images & JFA】

日本はコートジボワールに1-0で勝利 「カメルーン戦と比較し、大幅な改善を示した」

 日本代表は現地時間13日、国際親善試合でコートジボワール代表と対戦し、1-0で勝利を収めた。試合を通して一進一退の攻防が続いたが、後半アディショナルタイムにセットプレーから途中出場のDF植田直通(セルクル・ブルージュ)が劇的な決勝弾を叩き込んだ。

 かつてAFC(アジアサッカー連盟)の機関紙「フットボール・アジア」編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、20年以上にわたってアジアサッカーを追う英国人記者マイケル・チャーチ氏は、コートジボワール戦に先発したMF伊東純也とMF鎌田大地に対し、「先発にふさわしいと証明した」「日本の最高のプレーを引き出すために多くの役割を務めていた」と惜しみない賛辞を送っている。

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 火曜日の夜、コートジボワール戦で日本を勝利へと導くゴールを奪ったのはディフェンダーだった。森保一監督はホテルに戻り、東京へ帰る荷物をまとめながら笑顔を浮かべていることだろう。植田直通の劇的な決勝弾だけでなく、手強い対戦相手に対し、2戦連続でクリーンシートを達成した。金曜日に対戦したカメルーンはベストメンバーから程遠い選手層だったが、コートジボワールは彼らよりも多くのチャレンジを提供してきた。コートジボワールの先発イレブンは、世界のサッカーファンに馴染みのある名前が並んでいた。

 6年前にトラウマとなったワールドカップ(W杯)の対戦で、アルベルト・ザッケローニ体制では2発に沈んだ。日本サポーターは、2014年のブラジル大会で最終ラインを翻弄された時と同じように、セルジュ・オーリエに最終ラインを翻弄される恐れを抱いていたことだろう。しかし、代わりにオーリエが占領するサイドで大きな脅威をもたらしたのは日本側であり、コートジボワールの圧力を気にかけなければならない場面は滅多になかった。

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マイケル・チャーチ

アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

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