鎌田大地の“台頭”で2列目争い激化 センス光るトップ下で抜群の存在感「無理してでも僕のところに」

「もっともっとやればやるほどよくなる」 日本代表でも強い精神力で要求忘れず

 残る課題は味方との連係。鎌田の攻撃センスはガンバ大阪ジュニアユース時代から目立っていた。MF井手口陽介(G大阪)と同期で、当時からハードワークが持ち味だった井手口に比べると、独特のパスセンスを持ちながらも運動量が足らず、ユース昇格が叶わなかった。京都の強豪・東山高校に進学すると、鍛え上げられたのが精神面。主将としてチームをまとめながら、自身の主張は欠かさない。日本代表が舞台でも、その気持ちは同じだ。

「後半はうまく間で触れるようになりましたけど、前半もっと無理してでも僕のところにつけてほしいという感じだった。僕も(A代表)6試合目だったし周りと関係性も浅い。フランクフルトだったら前向けるシーン多くあった。もっともっとやればやるほど良くなる。前半はイージーなミスも多かったので満足はしていないけど、90分出られたのは良かった。アフリカ勢は足が長くて届かないようなところが届いたり、取られたときはリスクがあるので、難しいところだなと思う。でも僕は欲しいので。そこは要求し続けたい」

 まだまだ可能性を示した24歳。鎌田の台頭で2列目争いはさらに激化することになるだろう。

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(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)



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