浦和GK西川、“鬼門”の九州遠征で完封勝利 執念のPKストップに隠された“駆け引き”

「レッズに来てからこの(鳥栖の)スタジアムで無失点で勝利したのは初めて」

 大ピンチを防いで、味方が決勝ゴールを奪うというGK冥利に尽きる展開に加え、この鳥栖とのアウェーゲームは、大分県出身の西川にとっては地元に近い九州への遠征であるものの、2014年に浦和へ加入して以来、わずかに1勝。9月以降の遠征では未勝利と、いつもリーグ戦で後半戦に入ってから手痛い勝ち点を落としてきた“鬼門”でもあった。それだけに、試合後の西川には充実感があった。

【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから

「九州で試合ができることは毎回楽しみ。このスタジアムは本当に素晴らしい雰囲気で、今日もアウェーの自分たちを拍手で迎えてくれた。試合自体を楽しんでプレーすることができましたし、楽しめるということは余裕があるということだと思う。簡単に勝てる相手ではないし、しっかりとゼロで抑えられたことを非常に嬉しく思う。レッズに来てからこのスタジアムで無失点で勝利したのは初めてだと思うし、九州のみなさんにも自分のプレーを見てもらうことができた」

 今季、先制されたゲームでは複数失点で敗れてきたことが非常に多かっただけに、あのPKは試合の行方を大きく変えただろう。このゲームの西川は、自身が常に求める「勝利を引き寄せることができるGK」という存在だった。

page1 page2 page3

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング