PSGはマンCとの「オイルマネー対決」

　昨季王者のバルセロナは、アトレチコ・マドリードとの同国対戦となった。18日にUEFAチャンピオンズリーグ（CL）の準々決勝の組み合わせ抽選が行われ、対戦カードが決定した。

　このラウンド以降は完全なるオープンドローになり、シードや同国勢も対戦に制限がないことが確認されてドローがスタートした。アンバサダーとして元イタリア代表MFジャンルカ・ザンブロッタ氏が登場し、抽選のボールを引いた。

　前回優勝のバルセロナは、アトレチコ・マドリードと同国対決となった。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ、ウルグアイ代表FWルイス・スアレス、ブラジル代表FWネイマールによる世界最高と言われる攻撃ユニット「MSN」を擁するバルセロナは、“闘将”ディエゴ・シメオネ監督に率いられ、肉弾戦も辞さないハードワーク集団のアトレチコと対峙する。

　また、中東のオイルマネーを取り込んで近年躍進を遂げるチーム同士の対戦も実現した。イングランド・プレミアリーグから唯一の勝ち残りとなったマンチェスター・シティが、パリ・サンジェルマンと対戦する。他では、初めてCLの決勝ラウンドに進出して躍進しているヴォルフスブルクがスペインの“白い巨人”ことレアル・マドリードと激突。1回戦でユベントスとの激闘を制したバイエルン・ミュンヘンは、ポルトガルの古豪ベンフィカと対戦することが決まった。

　第1戦は4月5日と6日、第2戦は12日と13日に予定されている。組み合わせは以下のとおり（左が第1戦をホームで戦う）。

ヴォルフスブルク（ドイツ） vs レアル・マドリード（スペイン）

バイエルン・ミュンヘン（ドイツ） vs ベンフィカ（ポルトガル）

バルセロナ（スペイン） vs アトレチコ・マドリード（スペイン）

パリ・サンジェルマン（フランス） vs マンチェスター・シティ（イングランド）

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images