公式戦33試合8得点のベンテケ　英紙が移籍の可能性を報じる

　大きな期待を背負い、昨夏にリバプールに加入したベルギー代表FWクリスティアン・ベンテケが、わずか1年でアンフィールドを去る可能性が浮上している。英地元紙「タイムズ」が報じている。

　元アストン・ビラのベンテケは、昨夏にリバプールが3250万ポンド（当時のレートで約63億円）という高額の移籍金を支払って獲得。負傷欠場の絶えないイングランド代表FWダニエル・スターリッジに代わる新エースとして大きな期待をかけられていたベルギー代表FWだが、リバプールの戦術になかなかフィットせず、結果を残せていない。

　今季はここまで公式戦33試合出場で8得点。その移籍金に照らせば、物足りない結果となっているのは間違いない。レポートによれば、ウェストハムがベンテケ獲得に関心を寄せているという。週給12万ポンド（約1920万円）というサラリーがネックで、ウェストハムは週給8万ポンド（約1200万円）が上限と見ているようだが、この条件さえ受け入れられれば移籍の可能性は十分にありそうだ。

　苦境に断たされるベンテケは、ベルギー代表でもレギュラーを務めるだけ実力を持つ点取り屋。しかし、出場機会の少なさが、6月の欧州選手権（EURO）出場にも大きな影響を及ぼすかもしれない。