神戸イニエスタ、“9人破り”の衝撃弾に海外脱帽 「ティキタカ・バルセロナのようだ」

名古屋グランパス戦でのMFイニエスタのゴールに海外も注目【写真:高橋 学】
名古屋グランパス戦でのMFイニエスタのゴールに海外も注目【写真:高橋 学】

バルサのティキタカを彷彿させるドウグラス、郷家とのパス交換から華麗な決勝ゴール

 ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、9月30日に行われたJ1リーグ第29節・名古屋グランパス戦で決勝ゴールを決めて1-0の勝利に貢献した。華麗なパス交換から飛び出した一撃に、母国スペインをはじめとした海外メディアも「9人の隙間を見つけるゴラッソ」「ティキタカ・バルセロナのようなゴール」と称賛している。

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 9月21日にトルステン・フィンク監督の電撃退任とコーチ3人の契約解除を発表した神戸は、24日に強化責任者のスポーツダイレクターを務めていた三浦淳寛氏の新監督就任を発表。新体制初陣となった26日のJ1リーグ第19節・北海道コンサドーレ札幌戦では4-0と勝利し、白星スタートを飾った。

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の影響により第29節の2試合が前倒しで開催され、中3日で迎えた名古屋戦でもイニエスタは先発出場。0-0で迎えた後半15分に見せ場を作る。

 ペナルティーエリア手前左のFW古橋亨梧が前線へパスを供給すると、FWドウグラスがフリックで背後に落としてイニエスタへ。MF郷家友太とのパス交換でコースを作り、イニエスタがペナルティアーク付近から右足を振り抜くと、押さえの効いた一撃がゴール左隅に決まり、値千金の決勝ゴールとなった。

 スペイン紙「AS」は、「1でも2でも3でもない、9! イニエスタ、9選手の間の隙間を見つけ口笛を吹きながらのゴラッソ」と題してイニエスタのゴールに注目。イニエスタの前には味方を含めて9人のフィールドプレーヤーがいるなかでゴール左隅にピンポイントで突き刺しており、「マンチェゴ(マンチャ地方出身者。イニエスタの意)はチームメートのフォワードをサポート、敵6選手と味方3選手がいながらも、なんの苦もなく相手GKを破った」と称賛している。

 また、ベトナム紙「THANH NIEN」は「イニエスタがティキタカ・バルセロナのような信じられないゴール」と綴り、かつて所属していたバルセロナの華麗なパスワークを彷彿させると伝えている。

 今年36歳となったイニエスタだが、そのテクニックは一切の衰えを見せていない。

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