久保建英はビジャレアルで「重要性を高める」 今後の“先発定着”を現地メディア予想
バルサ戦後のエメリ監督のコメントに現地メディアが注目
今シーズン、レアル・マドリードからビジャレアルへ期限付き移籍している日本代表MF久保建英は、ウナイ・エメリ監督の率いるチームでベンチスタートが続いている。そんな状況にあっても、レアルは久保を1月の移籍期間で呼び戻すことはないと、同クラブの専門メディア「Defensa Central」が報じている。
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ビジャレアルに加入後、久保の出場時間は制限されている。ここまでのリーグ戦3試合でベンチスタートとなった久保は、開幕戦のウエスカ戦(1-1)は13分、第2節のエイバル戦(2-1)は5分、そして第3節のバルセロナ戦(0-4)は16分というプレー時間にとどまっている。
同メディアは以前、レアルは長期的スパンで久保を戦力として計算しており、今季はビジャレアルでリーガ・エスパニョーラやUEFAヨーロッパリーグ(EL)の舞台を多く経験させる考えがあると伝えていた。だが、現時点でビジャレアルのエメリ監督は、レアル側の期待に応える起用をしていない。そのため、保有元のレアルが久保のレンタル期間をシーズン途中で切り上げることも可能だが、現時点でその考えはないと指摘している。
前半に4失点を喫して完敗したバルサ戦後、エメリ監督は試合終盤に出場してチャンスを作り、試合の流れを変えた久保について、「タケは改善を見せ続けている。プレシーズンではより多くの出場時間を得ていたが、今は後半だけの出場でも、出場したすべての試合で貢献している。彼には3つの異なるポジションでプレーすることを求めているが、右サイドでのプレーが最も快適であり、良いように感じている」と語った。エメリ監督が久保の最適ポジションを見出しつつある流れを受け、同メディアは昨季のマジョルカでも起きた現象だと伝えている。
「同じことがビセンテ・モレノ監督の下でも起きた。マジョルカの監督は(シーズン前半に)彼をベンチに置き、エメリ監督も同じことを繰り返している。レアルは久保がどんどん重要性を高めていき、先発入りをしたらその座を譲らないと信じている」
果たして久保は、昨季と同様に徐々に指揮官からの信頼を高め、レギュラーの座をつかみ取れるのか。現地時間30日のアラベス戦、10月3日のアトレティコ・マドリード戦でのプレーに注目が集まる。
(FOOTBALL ZONE編集部)