なでしこ猶本、2戦連発で好調維持の“秘訣”は? ドイツ移籍経て“イメチェン”「以前いた時より…」

ドイツ移籍を経験した猶本が世界に出て感じたこと 「日本にいた時よりは…」

 ドイツ移籍を経験した猶本は、違う文化に触れたことによる経験は人間的な成長につながったとも話している。

「ドイツに行って一番感じたことは文化がすごく違うというか、ドイツ人の文化もありますし、語学学校に行ったときはほかの国の人とも触れ合うことがあって、いろいろな考え方やいろいろな価値観を日本にいるときよりも感じることができました。日本だと日本人の基準が当たり前ですが、ドイツでは人それぞれの価値観があって、それをしっかりみんなが理解して共存するというようなことを感じられたので、日本にいたときよりは広く考えられるように、広く物事を見られるようになったかなと思います」

 再び日本でプレーすることを選んだ猶本は、浦和で存在感を見せながらのシーズンを続けている。昨季からの積み上げも大きいチームは、新型コロナウイルスの影響で変則的な日程になった面もあるものの、10試合を終えて9勝1敗で勝ち点を27として、2位のベレーザとは勝ち点8差、この日に勝利した4位のINACとは勝ち点10差をつけて首位を独走している。

 なでしこリーグでの活躍だけでなく、来年に延期された東京五輪やその先の女子W杯などでなでしこジャパンでの活躍が期待される。ドイツ移籍で得たものと浦和でのトップ下という新境地が、猶本に新たな魅力を生んでいると言えそうだ。

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