ボローニャ冨安に伊メディアが及第点 ミランに0-2敗戦も「DFのなかでは最も良かった」
ミランとの開幕戦にCBで先発、0-2で敗戦も及第点が与えられる
イタリア・セリエAのボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋は、現地時間21日のリーグ開幕戦ACミラン戦にフル出場。敵地サン・シーロで0-2と敗れたが、イタリアメディアからは及第点の評価を得た。
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イタリア初年度となった昨季は右サイドバックでの出場が多かった冨安だが、今季の開幕戦はセンターバックで迎えた。相手のエース、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチに背中で抑え込まれて反転シュートを許す場面こそあったが、一歩も引かない奮闘ぶりは光った。結果的にイブラヒモビッチにPKを含む2ゴールを許したが、冨安は直接的な形では失点に絡まなかった。
イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は試合後の採点を公開し、冨安には「6点」をつけて「最終ラインをよく保っていた。試合終了間際には攻撃参加もした」と及第点の評価を与えた。また、サッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」でも「6点」が与えられ、「彼のベストポジションは中央で良いのだろうか。いくつか疑問はあるが、ディフェンスラインのなかでは最も良かった」と評価された。
もちろん、両チームのなかで最も高い採点を受けたのはイブラヒモビッチで、それぞれ「8点」と「7.5点」だった。そのうえで「トゥットメルカートウェブ・コム」は、「老鶏とは誰のことか。間違いなく最高のスープが取れる。相手チームにとっての悪魔であったのは間違いない」と高く評価した。
チームは0-2の完敗スタートを喫したが、冨安としてはイブラヒモビッチと渡り合い、リーグ開幕を実感する一戦になったのではないだろうか。イタリアでの2シーズン目では、守備の要としてより評価を高めることが期待される。