「責任を感じる」 悲劇的敗戦の札幌、“9戦未勝利”に指揮官沈痛「監督として心苦しい」

勝てない状況で「私をどうするかはクラブが考えないといけない」

 新型コロナウイルスの影響によるレギュレーション変更で、今季は降格がないことを踏まえ、「降格のないシーズンをどう使うのかを十分に考えたが、今シーズンは来年に向けてチームを作る時期にしないといけない。そういうなかで今年に入ってきた大卒選手にチャンスを与えながら、質を上げることにトライしている。良い戦いをしながら勝てないのは歯がゆいが、これは未来への勉強代を払っている。来年、いや今年中に結果を出していく」と、我慢の時期を過ごしていることを話した。

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 それでも「結果として勝利しなければ評価されないというのは、プロとして分かっている」と話すペトロヴィッチ監督は、「この勝てない状況をどう考えるか。私自身は与えられた仕事を全うするが、その私をどうするかはクラブが考えないといけない」と、進退伺いとも受け取れるメッセージも発した。

 昨季はルヴァンカップ決勝まで進出し、タイトルまでわずかのところに迫ったミシャ体制の札幌。果たして、攻撃的サッカーを作り上げてきた指揮官とともに、トンネルの出口を見つけられるだろうか。

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