内田篤人も目撃…驚愕の“50mダイレクトボレー弾”にCL再脚光 「傑出」「史上最も美しい」

インテル時代のMFデヤン・スタンコビッチ(左)【写真:Getty Images】
インテル時代のMFデヤン・スタンコビッチ(左)【写真:Getty Images】

2010-11シーズンのCLシャルケ戦で、インテルのスタンコビッチが決めた衝撃の一撃

 欧州最高峰の舞台であるUEFAチャンピオンズリーグ(CL)では、これまで歴代の名選手によって数々のスーパーゴールが生まれてきたが、そのなかの一つとして語り継がれているのが元セルビア代表MFデヤン・スタンコビッチの一撃だろう。CL公式インスタグラムは11日に、スタンコビッチが42歳の誕生日を迎えたことを祝福して、インテル時代に決めた伝説のゴールの映像を公開。コメント欄では海外ファンから「傑出」「史上最高の長距離弾」など、改めて称賛する声が上がっている。

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 スタンコビッチは1994年に母国の名門レッドスターでデビューを果たすと、98年にラツィオへ移籍。そこからイタリアを舞台に戦い続け、2004年に加入したインテルではスクデットを6回、CL制覇1回など数々のタイトル獲得に貢献した。そんなインテルの黄金期を支えた大型MFが最も輝いた瞬間の一つが、2011年4月に行われたCL準々決勝シャルケとの第1戦だろう。

 シャルケの元日本代表DF内田篤人が先発、インテルの日本代表DF長友佑都(現マルセイユ)が途中出場し、CLでの“日本人対決”としても注目を浴びた一戦。驚愕の一撃が生まれたのは、試合開始直後の前半1分だった。

 自陣左サイドで相手のドリブル突破をインテル主将のDFハビエル・サネッティが阻み、こぼれ球を拾ったMFエステバン・カンビアッソが相手最終ライン裏へ浮き球のロングパスを供給。このボールに素早く反応したシャルケGKマヌエル・ノイアー(現バイエルン・ミュンヘン)はペナルティーエリア外に飛び出し、抜け出したインテルのFWディエゴ・ミリートよりも一歩早く、ワンバウンドしたボールをダイビングヘッドで大きくクリアする。

 ボールがハーフウェーライン付近まで飛んだことで難を逃れたように見えたが、落下地点にいたスタンコビッチはこれをノーバウンドで右足のダイレクトボレー。矢のように放たれたシュートは、ノイアーが戻りきれていない無人のゴールに突き刺さった。

 この衝撃的な“50mダイレクトボレー弾”の映像をCL公式インスタグラムが投稿すると、公開から約17時間で再生回数が400万回を突破。コメント欄には海外ファンから「最高にとてつもないゴール」「傑出」「ゴラッソ!」「色褪せない」「史上最高の長距離弾」「CL史上で最も美しいゴール」など称賛の声が上がっていた。

 最終的にインテルはシャルケに5失点を喫し、2-5と惨敗。第2戦にも1-2で敗れてベスト8で姿を消した。それでもスタンコビッチが決めたスーパーゴールは、今後も語り継がれていくはずだ。

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