浦和、二度リード許すも…鳥栖と2-2ドロー FW武藤が終盤に値千金の同点ゴール

同点ゴールを決めた浦和レッズFW武藤雄樹【写真:高橋 学】
同点ゴールを決めた浦和レッズFW武藤雄樹【写真:高橋 学】

FW興梠はJ1通算150ゴールを達成

 浦和レッズは9日のJ1リーグ第15節でホームにサガン鳥栖を迎え、二度にわたってリードを許すものの追いつき2-2の引き分けとなった。

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 浦和はMF柏木陽介が7月26日の横浜FC戦以来のメンバー入りで、いきなりのスタメン出場となった。立ち上がりにゴールを奪ったのは鳥栖だった。前半12分、DF原輝綺が右サイド裏のスペースへボールを供給すると、走り込んだMF森下龍矢が中央へ。そのボールをFW趙東建が押し込む鮮やかな先制ゴールで、鳥栖が1-0とリードを奪った。

 ここ数試合、ボール保持に課題を抱えてきた浦和だったが、この日は右サイドの柏木が変化をつけることで攻撃のリズムは良くなった。そうしたなかで同25分、FWレオナルドに縦パスが入ると、その横から相手の背後に走り込んだFW興梠慎三のパスが通りGKと1対1の決定機を迎えた。しかし興梠はここでGKをドリブルでかわしながらもシュートを打ちきれず、同点のチャンスをフイに。このまま鳥栖が1点をリードしてハーフタイムを迎えた。

 浦和は後半立ち上がりの3分、MF関根貴大が中央に進出して右足ミドルを放つと、鳥栖のGK高丘陽平が弾いたボールに詰めた興梠が難なく押し込んで同点ゴール。これがJ1通算150ゴールの節目になったエースの一撃で、浦和はスコアを1-1に戻した。

 しかし鳥栖は同15分、左45度付近からMF樋口雄太が強烈なミドル。これをGK西川周作がパンチングで弾くと、そのこぼれ球を相手と競り合いながらトラップしたFW林大地が蹴り込んで2-1と勝ち越した。

 その後、浦和の大槻毅監督は柏木とMF青木拓矢、興梠を下げてFW武藤雄樹、MFエヴェルトン、FW杉本健勇を投入。マイボールをシンプルに前線に当てる形になった。過密日程の中で両者とも間延びする傾向が出てきた同36分、浦和は左サイドから武藤が中央に進出して右足ミドルを放つと、これがファーサイドに吸い込まれて2-2の同点ゴールになった。

 点の取り合いとなったゲームは最後まで両者が広くなったスペースを使ってシュートに持ち込む攻撃を繰り返したが、このまま2-2で終了した。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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