今予選チーム最多3ゴールのなでしこ次世代エース岩渕が涙 「ゼロからのスタート」

  地元開催の東京五輪ではエースに

  第4戦のベトナム戦(6-1で勝利)のキックオフ前に、なでしこのリオ五輪への道は閉ざされていた。長年チームを支えていた澤穂希さんが昨季限りで現役を引退した一方、新戦力の台頭は少なく、新陳代謝がうまく進まなかったチームは予選を通じて歯車が噛み合わないままだった。

  澤さんに続き、チームを世界一に導いた佐々木則夫監督も、この予選を最後に指揮官の座から退任する意向を明かした。一つの次代を終焉を迎え、ここから本当の意味で再スタートを切ることになる。

 「またゼロからのスタートですけど、しっかり応援してもらえるようなチームをつくっていきたいと思います」

 22歳の岩渕は今後、これまでよりも大きな期待と責任を背負うことになるだろう。19年の女子ワールドカップフランス大会、そして自国開催となる20年の東京五輪に向け、気持ちを新たにしていた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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