面目躍如のCL8強弾! 批判を浴びるC・ロナウド&ハメスの一撃でレアルが”唯一のタイトル”へ前進

C・ロナウドは今季CL8試合で13ゴール

 後半に入って、ローマが再び決定機を作る。同5分に再びサラーがフリーとなったが枠をとらえられず、ビッグチャンスを逃してしまう。その後も何度かゴールを脅かすが、ことごとくレアルの守護神ナバスのビッグセーブに遭った。

 必死の攻めを見せるローマの望みを打ち砕いたのは、やはりロナウドだった。後半19分、右サイドに流れたMFルーカス・バスケスのクロスをダイレクトで鮮やかに合わせてゴールネット天井に突き刺す。これでロナウドは今季のCL8試合で13ゴールとなり、大会得点王をさらに独走する形となった。そして先制点の4分後にはカウンターからロナウドのパスを受けたハメスが、ペナルティエリア左45度から相手GKの股を射抜く。背番号10の技巧的なシュートで追加点を挙げて試合を決定づけた。

 マドリードダービーでの敗戦後、「もし他の選手が僕と同じぐらい優秀なら、我々は首位にいたはず」と語り物議を醸したCR7と、ウォーミングアップ中の怠慢ぶりを再三叱責されるなど問題行動が目立ったハメス。リーグ戦では首位バルセロナに勝ち点12差と離され、スペイン国王杯も失格処分ですでに敗退。今季狙えるタイトルはほぼCLのみという状況で、ふたりには厳しい批判の声も飛んでいるが、面目躍如とばかりにジネディーヌ・ジダン監督に白星を届けた。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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