南野拓実のリバプール初得点に英紙脚光 「香川のアドバイスで加入…そして良い仕事」
アーセナル戦で同点ゴールを決めた南野を英紙が特集 「強固な守備に問題を起こした」
リバプールの日本代表MF南野拓実は現地時間29日、新シーズンの幕開けを告げるコミュニティー・シールドのアーセナル戦に後半14分から途中出場し、待望の公式戦初ゴールを決めた。そんな南野に英紙が注目し、「香川真司のアドバイスでリバプールに加入した…そして良い仕事をした」と特集を組んでいる。
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試合は前半12分、相手のエースFWピエール=エメリク・オーバメヤンに被弾。劣勢の後半14分に南野が投入されたなか、同28分にゴール前の混戦から南野が右足で流し込んで同点ゴールを奪った。試合は1-1で90分間を終え、PK戦で4-5と敗れた。
英紙「ザ・サン」は「守りに徹していたアーセナルは、クロップが変更を加えるまで楽々と優位に立っていた。クロップが4-3-3から4-2-3-1に変更し、南野とナビ・ケイタと一緒に投入」と言及。南野投入が流れを変えるきっかけになったと指摘し、「サラーは中央に移動し、マネは右サイド、フィルミーノはトップ下、南野は左サイドに配置された。フィルミーノと南野は、アーセナルの強固な守備に問題を引き起こした」と高い評価を与えた。
そんな南野の特集を組み、「南野拓実、元ユナイテッド香川真司のアドバイスでリバプールに加入した…そして良い仕事をした」と報道。かつて名門マンチェスター・ユナイテッドに在籍したMF香川真司(サラゴサ)の助言が、移籍を後押ししたと記している。
「リバプールには、南野拓実がアンフィールドに来てくれたことに感謝する元マンチェスター・ユナイテッドの選手がいる。ドルトムントでユルゲン・クロップの下でプレーしていた同胞の香川真司の話を聞いて、ザルツブルクからの移籍に合意した」
香川はドルトムント時代にクロップ監督の下でプレーし、リーグ連覇など黄金時代を築き上げた。「香川は、南野に対して『クロップは今までで最高の監督だ』と語っていた」と触れ、今の南野があるのも香川のおかげと伝えている。
「25歳の南野は、高い値札が付けられていないことが幸いした。3500万ポンド(約49億円)の価値があったにもかかわらず、ザルツブルクからの移籍金はたったの725万ポンド(約10億円)だった」
チームはアーセナルに敗れたものの、南野個人にとっては存在感を高める一戦となり、今後への期待が一層膨らみそうだ。